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The My Wayが大切にしていること 第二十三回 直すことも 仕立てること

僕の仕事というと

新しいスーツを仕立てることを

イメージされる方が多いと思います





生地を選んで

採寸をして

一着を作る

もちろん

それが大きな仕事の一つです





しかしThe My Wayには

新しい服だけではなく

以前お仕立てした服も

たくさん戻ってきます





少しウエストがきつくなった

パンツの丈を変えたい

ボタンが取れた

裏地が傷んできた

体型が変わって

以前のように着られなくなった





理由はいろいろです

そんな時

僕はまず

もう一度着られないかと考えます





もちろん

何でも直せるわけではありません





縫い代が足りなかったり

生地そのものが傷んでいたり

どうしても難しいこともあります





そんな時は正直にお伝えします

しかし

直せる可能性があるのなら

できるだけ

もう一度着てもらえる方法を探したい

僕はそう思っています





新しい一着を作っていただく方が

店としては

売上になるのかもしれません





しかし

まだ着られる服なら

僕は着てほしいと思っています

なぜなら

その一着を選んだ時のことを

知っているからです





一緒に生地を選んで

デザインを考えて

採寸をして

完成を待って

ようやく出来上がった一着





それを

少しサイズが合わなくなっただけで

終わりにはしたくありません





以前


「完成した日がゴールじゃない」


と書きました





洋服は完成してから

その人との時間が始まります





着て

馴染んで

時には傷んで

身体も変わる

だから必要になれば直す





それも一着と長く付き合うための

大切な時間だと思います

お直しは

新しい服を作る仕事と比べれば

目立たない仕事かもしれません





しかし

久しぶりに戻ってきた一着を見て

また着られる状態になり


「これ また着れますね」


と言っていただける





僕はその瞬間も大好きです

仕立てるという言葉には

新しく作ることだけではなく

その人が

その服を着られる状態に整えることも

含まれている気がします





新しい一着を作る

今ある一着を直す

どちらも

その人がまた服を着て

出掛けるための仕事です





だから僕は直すことも

仕立てることだと思っています

一着をできるだけ長く

その人のそばに残す

それもThe My Wayが

大切にしていることの一つです









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