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判断基準は常に「理想の自分」であれ



横浜へ向かう新幹線の乗り口でのこと

改札を抜け

ホームから車両に乗り込もうとしたその瞬間

なぜか前に進まない

通路をのぞくと

どうやら一人の外国の方が戸惑っている様子だった





年の頃は60歳前後

腰が大きく曲がり

手には重そうなキャリーバッグ

どうやら自分の座席がわからず

行き止まりになってしまっているようだった

狭い通路を通る乗客たちは

皆どこか迷惑そうな表情で彼の横をすり抜けていく





僕は自然と声をかけた


“Are you okay?”

“Will you help me?”


差し出された切符には「2番」と書かれている

けれど彼が立っているのは「20番」

つまり真逆の車両だ




“Your seat is over there! Let’s go together!”


そう伝え

彼のキャリーバッグを持って

一緒に移動することにした

その荷物は想像以上に重く


「よくこれを一人で運んでいたな」と思うほど


ようやく2番車両にたどり着き

彼を座席に座らせることができたとき

とても深く感謝してくれた





でも僕が嬉しかったのは

感謝の言葉よりも

“理想の自分ならどう動くか?”

という問いに

ちゃんと行動で応えられたことだった





正直

僕もスーツケースを持っていて

早く座りたかった

でも3年後の理想の清水真なら

きっと迷わず助けていただろう

だからそう行動した





昨日のブログにも書いたように

人の本質は「弱者への態度」で決まると思っている

今日の彼が弱者というわけではないけれど

困っているのは間違いない

そして僕には

助けられるだけの余裕と理解があった






それなら

“助けるのが当然”





また一つ

理想の自分に近づけたような気がする

そんなふうに感じながら

今日の出張もまた

新しい経験値を積む一日になった








The My Way の大切にしている想い



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