The My Wayが大切にしていること 第十二回 完成した日がゴールじゃない
- themywaymoys

- 20 時間前
- 読了時間: 2分
オーダースーツが完成して
初めて袖を通していただく日
僕にとっても
とても嬉しい瞬間です
生地を選んで
デザインを決めて
採寸をして
何週間か待っていただいて
ようやく完成する一着
鏡の前に立ったお客様を見ながら
サイズを確認して
最後にお渡しする
でも
僕はその日が
ゴールだとは思っていません
むしろ
そこからが始まりです
その一着を着て
仕事へ行く
大切な人に会う
結婚式へ出席する
家族の行事に参加する
何気ない一日を過ごす
そうやって
一着のスーツに
少しずつ時間が刻まれていきます
着ればシワも入ります
パンツの膝も出ます
時には
ボタンが緩むこともあります
体型が変わって
少し窮屈になることもあります
でも
それは悪いことではありません
着ているからこそ
起こることです
そんな時は
また持ってきてください
ブラッシングをする
プレスをする
ボタンを付け直す
サイズを調整する
必要なら
少し手を加える
そうしながら
また着ていただく
僕は
そんな関係でありたいと思っています
新しい一着を
次々に作っていただくことだけが
僕の仕事ではありません
以前お仕立てした一着を
何年か経って
もう一度持ってきていただく
そして
「これ まだ着たいんですよ」
と言っていただける
僕にとっては
それも本当に嬉しいことです
完成した瞬間が
一番格好良い一着ではなく
着る人と時間を重ねながら
少しずつ
その人の一着になっていく
そんな服を
仕立てたいと思っています
だから
完成した日がゴールじゃない
その一着と
お客様との時間が始まる日
そして
The My Wayとの関係も
そこからまた続いていく
それも僕がこの仕事で
大切にしていることの一つです
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